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歌謡曲

歌謡曲(かようきょく)とは、日本のポピュラー音楽の1つのジャンル。ケースにより、いくつかの意味で使われるが、おおむね以下の意味である。

ヨーロッパなどを含めた外国のポピュラー音楽のうち、ジャズやロックの影響の薄い古い時代の物を歌謡曲と呼ぶことがある。
広義では、日本のポピュラー音楽全般のうち、歌詞のあるものを指す。この意味では、日本の歌詞のあるポピュラー音楽のほとんど全て(演歌もJ-POPも)が含まれる。
狭義では、上の分類からさらにロック、フォーク、ジャズ、フュージョンなど欧米のポピュラー音楽の影響が薄い、「歌詞」に重点を置いた音楽を指す。現在、具体的には演歌やムード歌謡、戦前から昭和20年代の歌謡曲は、クラシック的な歌曲、欧米の舶来のポピュラー音楽のカヴァー曲など、広いカテゴリーを持っている。演歌とみられがちな古賀メロディーも、その初期はマンドリン・ギター音楽の研鑽から作られたものが多く、洋楽調の曲が多かった。
最狭義の歌謡曲としては、狭義の歌謡曲から更に演歌等を除外し、演歌とポップスとの中間的な曲調の大衆音楽の歌を歌謡曲と呼ぶこともある。
歌謡曲とは本来1の意味で用いられていたものである。それを昭和初期に2の意味でNHKが使いだし、欧米から新しい音楽が流入してきた後に3の意味で用いだした。さらに歌謡曲の時代が終わったと言われている平成に入り、歌謡曲は、J-POPと演歌の間のジャンル名として4の意味で用いられるようになった。

概説 [編集]
「歌謡曲」という用語を日本のポピュラー音楽を指し示す一般的な用語にしたのはNHKのラジオ放送とされる。戦前のNHK放送の番組である国民歌謡は、レコード販売によって流行を生み出す藤山一郎、淡谷のり子、二葉あき子らの当時風紀上問題があるとも言われた「流行歌」に対し、ラジオ放送によって公共的に大衆に広めるべき音楽の追求という目的があった。ところが、国民歌謡は当初の目的から外れ軍事利用されだしたため、戦時中の音楽は戦時歌謡や軍国歌謡と呼ばれあまり「歌謡曲」と呼ばれない。戦後になって当初の目的の再現のためラジオ歌謡として再開する。

戦後の「歌謡曲」というのは昭和30年代の音楽、即ち藤山一郎の引退(1954年)以降で流行歌が様々な音楽分野に分裂する直前、日本が高度経済成長にあったの時の音楽を指すことが多い。春日八郎の『お富さん』(1954年)及び『別れの一本杉』(1955年)のヒットなど後に演歌と呼ばれる流れはこの辺りで生まれたもの。また曲調からは演歌ともいえず、むしろラテン、ハワイアン、ジャズなどの洋楽的要素を取り入れて、大人の雰囲気を漂わせたような、フランク永井や石原裕次郎のムード歌謡も存在する。これらの音楽は現在「昭和歌謡」などと呼ばれたりする。

その後も歌謡曲という用語が用いられているがこれはカラーテレビに媒体が変わり「テレビ歌謡」として用語が残っていたものである。アイドル歌謡曲の名称などに名残が見られる。その一方で1972年頃からはニューミュージックがテレビ出演を拒みながら歌謡曲と一線を画しながら発展していく。1970年代も後半になると、山口百恵など歌謡曲の中からも発音法に変化が生じた音楽が生まれ出すがそれでも歌謡曲と呼ばれていた。しかし1989年に歌謡番組であった「ザ・ベストテン」が終了。その頃を境に媒体の消滅により歌謡曲という用語自体が使用されなくなるという事態が発生。いわゆるビーイングブームで露出が抑えられた歌手が増え「J-POP」などの言葉が流布された結果、「歌謡曲」という言葉はあまり使われなくなった。それゆえ、昭和の終わりとともに歌謡曲というジャンルが無くなったという俗説も存在する。

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2009年04月07日 09:26に投稿されたエントリーのページです。

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